親父のこと その3

どうもどうも  

 「ザ・ライフ・コーチャー えるびす」こと、みうらまさるです。


その夜は


家族で話し合いましたが


当然話は平行線のままで


仕方なく僕は


親父を引き取ることにしました。




幸い一戸建てだったので


親父が入る部屋はありましたが


なんとも言えない


とてもとても


残念な形で同居が始まりました。



どうしたらいいんだろう


なんでこんな目に


どうしてこんなことに・・・



悲しみも怒りも情けなさも


全てのネガティブな感情に飲み込まれながらも


なんとかしなければ・・・でもどうすれば


ただただそれが頭の中で


グルグル回るだけの夜でした。




当人である親父自身も怒りに満ちた状態で


ウチに来ているので


ほとんど睡眠を取れていない様子でした。




僕も過去経験しましたし


分かる人には分かると思うのですが


人が他人に強い怒りを覚えてる時って


脳が常に興奮状態にあるために


ほとんど寝ることができなくなります。


目を瞑っても腹の立つ相手、その出来事が


浮かんで頭の中がそれでいっぱいになるのです。


そして睡眠が取れないから


冷静さを失い


なおさら怒りが増していくために


良からぬことまで


考えるようになります。




そんなある日


親父は僕の家を抜け出して


前に自分が住んでいた家に


行ってしまいました。



結局


通報され警察沙汰になり


あげくに後日DV認定となり


そこには近づくことができなくなりました。



彼は自分の身勝手な行動のせいで


とうとう本当に


自分がそれまで住んでいた家に


戻ることができなくなってしまったのです。



そこから先は


もっと憂鬱な時間が始まりました。


DV扱いに納得のいっていない親父は


何度かウチを抜け出して外に出ようとします。


それを防ぐためにドアに鈴を付け


音が聞こえたら夜中でも引き止める


ということをしていました。




最初は理解を示していた妻でしたが


そんな夜が続くのと


親父と口喧嘩をしたのが原因で


必要最低限の気遣いしかしなくなりました。


仕方が無いですよね。



僕も妻も熟睡できない日々が続きます。



親父の行動が少し落ち着いてきたかな?


というある日


僕も妻もそれぞれの仕事に行っている間に


また、向こうの家に行ってしまい


DVの接近禁止命令違反で


とうとう捕まってしまいました。




ではでは。

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~疲れた心に力と希望を取り戻す専門家 えるびす的エゴとの向き合い方~